代表インタビュー

代表取締役 村井博
リングアンドリンク株式会社のインタビューに基づき作成しています

不動産業界に入ったきっかけ

私は「フジコシミサワホーム」と言うミサワホームの代理店で不動産営業をしていたのですが、勤めて26年になった頃、親会社の不二越がミサワホームをやめることになりました。当時、長野には「信州ミサワホーム」という代理店もあり、そちらに移ることもできたのですが、同じミサワホームでも結局は違う会社なので気が進まずにいた時、代表取締役の所長だった丸山から「一緒に会社を設立してやっていかないか」と誘われたんです。丸山は入社当時に入った寮に住んでいた6年先輩で、同郷(新潟)ということで意気投合。それからずっと一緒にやってきたので、とても気心の知れた仲です。営業としてやっていく自信はありましたし、将来を考れば独立も一つの手かなと思い、二人で今の会社を立ち上げました。周りから「二人でやるのは難しいんじゃないか」と言われたこともありますが、私は主に不動産営業、丸山は一級建築士でリフォーム中心と役割分担しながら協力しあっていますし、一人では迷うようなことも二人なら相談できるので心強いパートナーだと思っています。

会社の名前「エコハウジング」は長野ということもあり、自然環境を大切にして今よりも快適に暮らせる住環境を提供したい、ということでつけました。M&Mは村井と丸山の頭文字から取ったのですが、開業後、不思議と「M」がつく会社に助けられ、60区画の分譲をやらせてもらったり、アパートの管理を任せてもらえたりと、前職の頃に培ったつながりのおかげで出だしは割とスムーズだったと思います。

そうしたこともあって会社を大きくするより、しっかりした会社、人とのつながりを大事に出来る会社にしていこう、という気持ちが強くありました。丸山とも「従来の良くないイメージを打破して全く違った不動産会社にしよう」と話していましたから、お客様に対しても、親切に喜んでいただける仕事をしていこうと思いましたね。今もその思いは変わりませんし、実際そのようにやれているものと自負しています。

語る代表取締役

M&Mエコハウジングはどんな会社ですか? 特徴は?

長野市は売りに出てくる土地が少ないので、出るとすぐ決まっていくのが現状です。そういう点で、弊社は色々な不動産会社とのつながりから販売を任せてもらえるため、スピーディに物件情報を提供できる点が強みだと思います。また長くやってきたということもあって、ご紹介のお客様だけでなく、以前ご購入いただいたお客様からのリフォーム相談が多いことも特徴と言えます。

私も丸山もこれまで多くのお取引をしてきたので、経験を生かしたご提案やアドバイスをすることにもこだわっています。たとえば、最近は建てるハウスメーカーを決めてから土地を探す方が多いので、どんな建物か決まっていれば、それに合わせた土地の具体的なご提案ができます。また中古住宅を売りに出す場合は、シロアリとか建物の傾きとか色々と気にしなければならないこともあるので、丸山に建築士の目線でも見てもらうんですね。二人でチェックして、こういう所はお客さんに説明した方がいいんじゃないかってことを相談してお伝えしたりもしています。

私は出会った人を大切にして一生懸命やっていれば、お客様に必ず通じると思っているので、そこを常に心がけて対応しています。長く不動産業をやっていると、ぶっきらぼうになったり、ないものはない、みたいな感じになりがちなので、そうしたことがないよう話し方にも気を付けて、これからも親切丁寧にやっていきたいですね。

説明をする代表取締役

嬉しかった事や印象に残っている事は

一番うれしかったのは独立してすぐのお取引です。フジコシミサワホーム時代に家を建ててもらったお客様から電話があり、子供たち夫婦と一緒に住むため二世帯住宅にしたいから相談に乗ってほしい、という事で丸山と二人で喜んで伺いました。ところが敷地が40坪しかないため二世帯住宅を建てることは難しく、土地探しをお任せいただくことに。ちょうど当社がお世話になっていた不動産会社が、お客様の家のすぐ近くで土地を分譲することになり、そちらをお勧めしたところ気に入って購入してくださったんです。その後、二世帯住宅の建築と今まで住んでいた家の売却も任せてもらえて、このお客様から1度に3回のお取引をいただいたことになります。

独立したばかりの時に、「村井君、独立したんだな」ってわざわざ開業したてで、実績もよくわからない会社に声をかけて全部まかせてくれたわけですから、本当にとても嬉しかったですね。まだまだ不安な気持ちもあったので、「やっていけるんじゃないかな」って自分たちの自信にもなりました。今でもありがたい気持ちでいっぱいです。

笑顔の代表取締役

M&Mエコハウジングのこれからは?

中古住宅の買取・再販と、自社分譲地の販売にも今後は力を入れて行きたいです。丸山がいるので、中古住宅を買い取り、リフォームして再販が出来ると、エコハウジングとして自分たちのコンセプトに合った家がもっと提供しやすくなると思っています。自社分譲については自分の思いだけで簡単にできることではないので、今は地主さんにお願いしたり、将来的に売る時は声をかけてくださいと営業をしながら準備をしている状況です。

個人的な今後としては、私はお客様と話すことがとても好きなので、いずれ会社の仕事を息子にシフトしたとしても、営業自体は生涯現役でやっていきたいと思っています。

店舗の前の代表取締役

お問い合わせを検討している方へのメッセージ

土地については提携している不動産会社さんもあって定期的に出てくるので、自社のホームページには常に新しい情報を掲載するようにしてます。当社ではご希望をお聞かせいただければ資料をお送りするシステムになっているので、スピーディに情報収集していただけると思います。ご相談に来ていただければ、長年の住宅営業の経験を生かして、土地のいい悪いなども丁寧にアドバイスできますので、頼りにしていただきたいですね。

また売りたい方に関しては秘密厳守はもちろんのこと、早めに査定金額をお出しした上で、仲介の場合、買取の場合それぞれのメリット・デメリットをご説明しながら、お客様のご事情を伺って適切なご提案をさせていただきます。親切丁寧な対応をお約束しますので、ぜひ気軽にご相談ください。

ゴルフ中の代表取締役

趣味や休日の過ごし方は?

ゴルフです。30歳くらいから始めました。健康にもストレス解消にもいいし、ラウンドしながら情報交換やコミュニケーションもとれるので楽しんでいます。

尊敬している人は?

私にとっては父親です。裸一貫で田舎から出てきて、妙高高原という温泉地で小さな青果店を始め、従業員13人のお店にまでしました。そこから2人独立させて青果店を引き継いだ後、今度は骨董店を始めて、僕と兄を大学に行かせるくらいは儲けていたので、商売がとてもうまかったと思います。面倒見もよく、ユーモアもあって楽しい人でした。父親みたいになれればなぁと思ってやってきましたが、まだまだ足元にも及ばないと思っています。

座右の銘

「打つ手は無限」です。前職、フジコシミサワホームの社長の言葉ですが、「打つ手は無限なんだから色々考えて対処してやっていきなさい」と言われたことを、今も大事に胸に刻んであります。たしかに色々考えると打開策が見つかってくるものだと思うので、壁にぶち当たって困った時などに思い出して頑張るようにしています。