住宅ローンが払えなくなったら

公開日:

新築マンションを購入したり、新築住宅を購入しても数年で売却することになる事は意外と多いです。

その理由として『住宅ローンが払えなくなったから』というものが一つとして挙げられます。

 

住宅ローンが払えなくなる理由

1.離婚

住宅ローンが払えなくなって家やマンションを売却したいという理由で当社に一番相談が多いのが『離婚』です。

現在は夫婦共働きの世帯が7割ほどと言われており、その中でも双方が高収入で経済的に安定している夫婦を指して『パワーカップル』などと言われ、高級住宅の営業マンの中にはこのパワーカップルをメインに営業している方もいるようです。

銀行員の方の話では住宅ローンの借入は年収の10倍くらいまで大丈夫ということですので、男性の平均年収は460万円とすると4,600万円まで借入が可能。女性の場合平均年収が360万円らしいので3,600万円まで借入可能となりますが、合算の場合820万円になりますので借入額は8,200万円まで借入が出来る事になります。

男性一人の場合と比較してほぼ倍に近い額の借入が可能となりますので、高級マンションやハイブランド帯のブランドメーカの住宅なども購入可能になりますが、当然離婚してしまった場合返済が難しくなるのは言うまでもありません。

離婚による住宅ローンの返済が出来なくなるという相談は銀行の方でも多いらしく、今後はパワーカップルによる連帯債務よりもどちらかが一人で借りる単独債務にしたいという話はしていました。

 

2.病気や転職など

病気などで年収が下がってしまうパターン。

リストラなどで職を失う。

または最近は転職ブームなどもあって転職をする方も多いのですが、転職先で大きく年収が下がったりなどもあり得ます。

 

もしも住宅ローンが払えなくなったらどうする

1.収支の見直し

一番最初に出来る事は、支出の見直しです。

特に大事なのは毎月支払っているものの確認です。

口座引落などで毎月自動的に引かれるようなものは視覚的・感覚的にわかりづらく、それでいて一番家計を圧迫する原因になります。

見直しの内容は下記の物を気にしてみましょう。

 

①携帯電話の代金:格安SIMなどの契約にすると月額千円くらいまで抑えられます。

 ・大手携帯電話会社の窓口で契約した場合などはよくわからないオプションなどを付けられている場合があるので自分でネットで携帯電話の契約を見直し、いらないオプションは外すと月額費用を抑えられます。

 

②保険代金:現在加入している保険の資料を全て請求してどこにいくら払っているか全て把握しましょう。

 ・まずはいらない保険があれば解約しましょう。

 ・現在加入済みのものでもいらない特約などが付いているパターンがかなり多いのでいらない特約は解約しましょう。

 

 ③サブスクリプションの解約

 ・動画配信サービスのサブスクや携帯の外部容量のサブスクなどはすぐに解約する。

 ・携帯電話の通信料はWi-Fiを使用してデータ通信料を抑えたり、設定でデータ通信をWi-Fi環境以外ではしないなどして徹底的にデータ通信量を抑えよう。使い方で1GB以下に抑える事も十分可能。

 

④積立NISA・iDeCoの見直し

・2024年1月から新NISAが始まった為、今年から始めた方も多いかも? 流石にまだ始まったばかりなのでこれが理由で住宅ローンの支払いが出来なくなるという事はないかもしれないが、今後はそういう方も出るかもしれないので注意。

ちなみにNISAの場合、毎月の投資額はいつでも変更可能で商品の売却もすぐに出来るので毎月の支払いが厳しいならすぐに見直しましょう。ただ、NISAやiDeCo商品は長い期間持っている程利益が出やすくなる仕組みの為、商品はそのまま持ち続ける方が基本的にはオススメ。毎月の投資額はあくまでも余剰金を入れるだけにしておきましょう。

・iDeCoの場合、60歳まで引き出しが不可能なので生活が苦しいからと言って現金に出来ないのがネック。

毎月の投資額は年に1回だけ手続きをすれば変更可能。なので住宅ローンの支払いが厳しい場合などは見直しをしてみましょう。ただ、手続きは結構大変な模様。やる事自体はNISAとほぼ変わらないので、毎月一定額を長い期間積み続けると利益が出るというもの。

 

2.借入をしている金融機関に相談する。

現在借入をしている金融機関に相談しましょう。

返済がされなくなってしまった場合、貸している側も困る為大抵親身になって相談に乗ってくれます。

一定期間の返済猶予や返済期間の延長など返済プランの再検討を行いましょう。

 

3.金融機関の借入先を変更する

現在借りている金融機関での返済が厳しい場合、他の金融機関への借り換えも検討しましょう。

 

4.家を売却する

1~3を行っても住宅ローンの返済目途が立たない場合は、家の売却を検討しましょう。

住宅ローンが残っている事を伝えたうえで不動産会社に相談すると、住宅ローンの残債を売却代金が上回る必要がある為、不動産業者による買取ではなく、比較的市場価格での取引がしやすい仲介での販売を提案されるかと思います。

買取の場合、不動産業者が買取の為や売り出すのに必要な各種手続きなどにかかった経費などが引かれる為どうしても市場価格よりも安い値段が提示されますが、その分買主が不動産業者の為、買主を探す時間が必要ないので即現金化が出来るのがメリットです。

仲介の場合は市場で一般のお客様を探すという手法を取る為、買取に比べると売却までに時間がかかりますが売却値は市場価格に近い値段で売却が可能です。

 

不動産会社には「買取」が得意な会社と「仲介」が得意な会社とがあるので、住宅ローンの返済に困った場合は「仲介」が得意な会社に相談するのがオススメです。

株式会社M&M・エコハウジングは長野市内の不動産の仲介実績が豊富ですので、お気軽にご相談下さい。

 

不動産会社の選び方

当社へ不動産の売却を依頼されるお客様は当社のスタッフと知り合いだったりお付き合いがある方か当社と過去に取引がありその方から紹介されたなどの知人・友人からの紹介などが多いです。

不動産の売買は高額の取引になり、売買において一度トラブルになると大きな問題になりやすいです。

このトラブルを起こさない、またはトラブルを小さいうちに解決するには売主・買主の両方から信頼されるような不動産会社である事が必要です。

ただ、信頼がある不動産会社がどこなのかというのは、不動産会社に入る事など人生のうちでもそう何回もある事ではないので自分で見極めるのが難しいです。

ですので、友人や知人からの紹介で信頼できると言われた不動産会社に不動産の売買を依頼する方が多くなります。

信頼できる不動産会社探し→スッタフの人となりを知ってみよう!

株式会社M&M・エコハウジングの代表取締役社長 村井 博 インタビュー記事